試験名
| 試験番号 | (LPIC) 102-500 |
|---|---|
| 試験名 | LPIC-1 102 バージョン5.0 |
| 認定資格 | LPIC1 (本101試験と102の合格後に認定) |
| 認定資格 | 5年 |
概要
本試験はLinux技術者試験の「LPICレベル1」認定資格を取得するための試験です。
本試験と101試験に合格すると「LPICレベル1」に認定されます。受験に関しての前提条件はありません。
本試験と101試験の上位資格として、レベル2試験(201、202)とレベル3試験(300、303、305、306):混在環境、セキュリティ、仮想化とコンテナ化、高可用性とストレージクラスタがあります。これらの認定にはレベル1試験の認定が条件になっています。
試験はCBT形式で、随時テストセンター、またはオンラインで自宅等から受験可能です。オンライン受験の場合はWebカメラやマイク(ヘッドセット不可)などの試験環境を準備する必要があります。
LPICと同様の試験にLinuCが存在しており、試験範囲は下位レベルであればほぼ同じです。ただ、LPICが世界的に有効であるのに対し、LinuCは日本に特化した試験です。上位レベルになると両者に差が出てくるので自分の好みの方を取得するのがおすすめです。
※LPICは専門領域特化のレベル3試験の種類が多く、LinuCは総合的な知識や経験を問われるレベル4試験があるのが特徴
試験情報
| 受験料 | 16,500円(税込み) |
|---|---|
| 試験時間 | 90 分 |
| 出題数 | 60 問 |
| 出題方式 | 単一選択問題・複数選択問題(選択肢は4~5)、語句入力問題 |
| 合格ライン | 500点 (得点範囲は200~800点の偏差値方式) |
試験範囲
※公式試験情報ページより引用
課題 105: シェル、スクリプト
105.1 シェル環境をカスタマイズして使用する
| 重要度 | 4 |
| 説明 | ユーザーのニーズを満たすためにシェル環境をカスタマイズできる必要があります。グローバルおよびユーザープロファイルを変更できる必要があります。 |
主な知識分野:
- ログイン時や新しいシェルの作成時に環境変数(PATHなど)を設定する。
- 頻繁に使用されるコマンドシーケンスのためのBash関数の作成。
- 新しいユーザーアカウントのスケルトンディレクトリを維持する。
- 適切なディレクトリでコマンド検索パスを設定する。
用語とユーティリティ:
- .
- source
- /etc/bash.bashrc
- /etc/profile
- env
- export
- set
- unset
- ~/.bash_profile
- ~/.bash_login
- ~/.profile
- ~/.bashrc
- ~/.bash_logout
- function
- alias
105.2 簡単なスクリプトをカスタマイズする
| 重要度 | 4 |
| 説明 | 候補者は既存のスクリプトをカスタマイズしたり、単純な新しいBashスクリプトを書くことができます。 |
主な知識分野:
- 標準のsh構文を使用する(ループ、テスト)。
- コマンド置換を使用する。
- 成功または失敗の戻り値、またはコマンドによって提供されるその他の情報をテストする。
- 連続したコマンドを実行する。
- スーパーユーザーに条件付きメーリングを実行する。
- シバン(#!)行を使ってスクリプトインタープリタを正しく選択する。
- スクリプトの場所、所有権、実行、suid-rightsを管理する。
The following is a partial list of the used files, terms and utilities:
- for
- while
- test
- if
- read
- seq
- exec
- ||
- &&
課題 106: ユーザーインターフェースとデスクトップ
106.1 X11のインストールと設定
| 総重量 | 2 |
| 説明 | X11をインストールして設定できる。 |
主な知識分野:
- X11の基本的な構成の理解。
- X Window設定ファイルの基本的な理解と知識。
- キーボードレイアウトなどの、Xorgの設定に対して追加の設定を記述する。
- ディスプレイマネージャやウインドウマネージャなどの、デスクトップ環境のコンポーネントの理解。
- リモートXサーバの、Xサーバとディスプレイアプリケーションへのアクセスの管理。
- Waylandの知識。
The following is a partial list of the used files, terms and utilities:
- /etc/X11/xorg.conf
- /etc/X11/xorg.conf.d/
- ~/.xsession-errors
- xhost
- xauth
- DISPLAY
- X
106.2 グラフィカルデスクトップ
| 重要度 | 1 |
| 説明 | 主要なLinuxのデスクトップの知識を必要とする。さらに、リモートのデスクトップセッションにアクセスするためのプロトコルの知識が必要である。 |
主な知識分野:
- 主要なデスクトップ環境の知識
- リモートデスクトプセッションへアクセスするためのプロトコルの知識
The following is a partial list of the used files, terms and utilities:
- KDE
- Gnome
- Xfce
- X11
- XDMCP
- VNC
- Spice
- RDP
106.3 アクセシビリティ
| 総重量 | 1 |
| 説明 | アクセシビリティ技術の知識と意識を示す。 |
主な知識分野:
- ビジュアル設定とテーマの基礎知識。
- 補助技術の基礎知識。
用語とユーティリティ:
- 高コンストラクト、ラージプリントデスクトップテーマ
- Screen Reader.
- Braille Display.
- Screen Magnifier.
- On-Screen Keyboard.
- Sticky/Repeat keys.
- Slow/Bounce/Toggle keys.
- Mouse keys.
- ジェスチャー
- 音声認識
課題 107: 管理タスク
107.1 ユーザーおよびグループアカウントと関連するシステムファイルを管理する
| 総重量 | 5 |
| 説明 | ユーザーアカウントの追加、削除、一時停止、および変更が可能であること。 |
主な知識分野:
- ユーザーとグループの追加、変更、削除。
- パスワード/グループデータベースのユーザー/グループ情報を管理する。
- 専用アカウントと限定アカウントの作成と管理。
用語とユーティリティ:
- /etc/passwd
- /etc/shadow
- /etc/group
- /etc/skel/
- chage
- getent
- groupadd
- groupdel
- groupmod
- passwd
- useradd
- userdel
- usermod
107.2 ジョブのスケジュール設定によるシステム管理タスクの自動化
| 総重量 | 4 |
| 説明 | cronまたはanacronを使用して定期的にジョブを実行し、atを使用して特定の時間にジョブを実行できる必要があります。 |
主な知識分野:
- cronとatのジョブを管理する。
- cronおよびサービスへのユーザーアクセスを構成する。
- systemdタイマーユニットの理解。
用語とユーティリティ:
- /etc/cron.{d,daily,hourly,monthly,weekly}/
- /etc/at.deny
- /etc/at.allow
- /etc/crontab
- /etc/cron.allow
- /etc/cron.deny
- /var/spool/cron/
- crontab
- at
- atq
- atrm
- systemctl
- systemd-run
107.3 ローカリゼーションと国際化
| 総重量
| 3 |
| 説明 | 英語とは異なる言語でシステムをローカライズできる必要があります。 同様に、なぜスクリプトを記述する際に、LANG=Cが便利なのかを理解しておく必要があります。 |
主な知識分野:
- ロケール設定と環境変数を設定する。
- タイムゾーン設定と環境変数を設定する。
用語とユーティリティ:
- /etc/timezone
- /etc/localtime
- /usr/share/zoneinfo/
- LC_*
- LC_ALL
- LANG
- TZ
- /usr/bin/locale
- tzselect
- timedatectl
- date
- iconv
- UTF-8
- ISO-8859
- ASCII
- ユニコード
課題 108: 必須システムサービス
108.1 システム時刻を管理する
| 重要度 | 3 |
| 説明 | システム時間を適切に維持し、NTPを介してクロックを同期させることができる必要があります。 |
主な知識分野:
- システムの日付と時刻を設定する。
- ハードウェアクロックをUTCで正しい時刻に設定する。
- 正しいタイムゾーンを設定する。
- ntpdとchronyを利用した、基本的なNTP設定。
- pool.ntp.orgサービスの使用に関する知識。
- ntpqコマンドの知識。
用語とユーティリティ:
- /usr/share/zoneinfo/
- /etc/timezone
- /etc/localtime
- /etc/ntp.conf
- /etc/chrony.conf
- date
- hwclock
- timedatectl
- ntpd
- ntpdate
- chronyc
- pool.ntp.org
108.2 システムロギング
| 重要度 | 4 |
| 説明 | rsyslogを設定できる必要があります。この課題には、中央のログサーバへログ出力を送るためにログデーモンを設定したり、中央のログサーバがログ出力を受け取るように設定できることも含まれます。systemdジャーナルサブシステムの利用も含まれます。代替のロギングシステムとしての、syslogとsyslog-ngの知識も含まれます。 |
主な知識分野:
- rsyslogの基本的な設定。
- 標準的なファシリティ、プロパティ、アクションの理解。
- systemdジャーナルへの問い合わせ。
- 日付・サービス・優先度などによるsystemdジャーナルのデータをフィルタする。
- 永続systemdジャーナルストレージとジャーナルサイズの設定する。
- systemdの古いジャーナルデータを削除する。
- レスキューシステムやファイルシステムのコピーから、systemdジャーナルデータを探す。
- systemd-journaldのrsyslogのやり取りを理解している。
- logrotateの設定。
- syslogとsyslog-ngの知識。
用語とユーティリティ:
- /etc/rsyslog.conf
- /var/log/
- logger
- logrotate
- /etc/logrotate.conf
- /etc/logrotate.d/
- journalctl
- systemd-cat
- /etc/systemd/journald.conf
- /var/log/journal/
108.3 メール転送エージェント(MTA)の基本
| 総重量 | 3 |
| 説明 | 一般的に利用可能なMTAプログラムの知識を持ち、クライアントホスト上で基本的な転送およびエイリアス設定を実行できる必要があります。 その他の設定ファイルは対象外です。 |
主な知識分野:
- 電子メールエイリアスを作成する。
- 電子メール転送を構成する。
- 一般的に利用可能なMTAプログラム(postfix, sendmail, exim)に関する知識(設定なし)。
用語とユーティリティ:
- ~/.forward
- sendmail emulation layer commands
- newaliases
- mailq
- postfix
- sendmail
- exim
108.4 プリンタの管理と印刷
| 総重量 | 2 |
| 説明 | CUPSとLPD互換インターフェースを使用して印刷キューとユーザー印刷ジョブを管理できる必要があります。 |
主な知識分野:
- 基本的なCUPS設定(ローカルプリンタとリモートプリンタ用)。
- ユーザーの印刷キューを管理する。
- 一般的な印刷の問題のトラブルシューティング。
- 構成済みのプリンタキューからジョブを追加および削除する。
用語とユーティリティ:
- CUPS configuration files, tools and utilities
- /etc/cups/
- lpd legacy interface (lpr, lprm, lpq)
課題 109: ネットワークの基礎
109.1 インターネットプロトコルの基礎
| 総重量 | 4 |
| 説明 | TCP/IPネットワークの基礎を正しく理解していることを証明する必要があります。 |
主な知識分野:
- ネットワークマスクとCIDR表記の理解を示す。
- プライベートとパブリック "ドット付きクワッド" IPアドレスの違いについての知識。
- 一般的なTCPおよびUDPポートとサービスに関する知識(20, 21, 22, 23, 25, 53, 80, 110, 123, 139, 143, 161, 162, 389, 443, 465, 514, 636, 993, 995)。
- UDP、TCP、ICMPの違いと主要な特徴についての知識。
- IPv4とIPv6の主な違いの知識。
- IPv6の基本機能に関する知識。
用語とユーティリティ:
- /etc/services
- IPv4, IPv6
- Subnetting
- TCP, UDP, ICMP
109.2 基本的なネットワーク構成
| 総重量 | 4 |
| 説明 | Linuxホスト上の基本的なネットワーク設定を管理できる必要があります。 |
主な知識分野:
- 基本的なホストのTCP/IP設定の理解。
- NetworkManagerを利用した、ethernetとwi-fiネットワークの設定。
- systemd-networkdの知識。
用語とユーティリティ:
- /etc/hostname
- /etc/hosts
- /etc/nsswitch.conf
- /etc/resolv.conf
- nmcli
- hostnamectl
- ifup
- ifdown
109.3 基本的なネットワークのトラブルシューティング
| 総重量 | 4 |
| 説明 | 候補者は、クライアントホスト上のネットワークの問題のトラブルシューティングを行える必要があります。 |
主な知識分野:
- ネットワークインターフェイスの追加、開始、停止、再起動、削除、または再構成を含むように、iproute2を用いてネットワークインターフェイスの手動設定できる。
- ルーティングテーブルを手動で自動的に構成する ルーティングテーブルを変更、表示、または構成し、不適切に設定されたデフォルトルートを、iproute2を用いて手動で修正する。
- ネットワーク構成に関連するデバッグの問題。
- net-toolsコマンドの知識。
用語とユーティリティ:
- ip
- hostname
- ss
- ping
- ping6
- traceroute
- traceroute6
- tracepath
- tracepath6
- netcat
- ifconfig
- netstat
- route
109.4 クライアント側のDNSを設定する
| 重要度 | 2 |
| 説明 | クライアントホストでDNSを設定できる必要があります。 |
主な知識分野:
- リモートDNSサーバーを問い合わせる。
- ローカル名解決を構成し、リモートDNSサーバーを使用する。
- 名前解決が行われる順序を変更する。
- 名前解決に関するエラーをデバッグする。
- systemd-resolvedの知識。
用語とユーティリティ:
- /etc/hosts
- /etc/resolv.conf
- /etc/nsswitch.conf
- host
- dig
- getent
課題 110: セキュリティ
110.1 セキュリティ管理タスクを実行する
| 総重量 | 3 |
| 説明 | ローカルセキュリティポリシーに従ってホストのセキュリティを保証するためにシステム構成を確認する方法を知っている必要があります。 |
主な知識分野:
- suid / sgidビットがセットされたファイルを見つけるシステムを監査する。
- ユーザーパスワードとパスワードエージング情報の設定または変更。
- nmapとnetstatを使ってシステム上のオープンポートを発見できること。
- ユーザーのログイン、プロセス、およびメモリの使用に関する制限を設定する。
- どのユーザーがシステムにログインしたことがあるか、または現在ログインしているユーザーを判別する。
- 基本的なsudoの設定と使い方。
用語とユーティリティ:
- find
- passwd
- fuser
- lsof
- nmap
- chage
- netstat
- sudo
- /etc/sudoers
- su
- usermod
- ulimit
- who, w, last
110.2 ホストのセキュリティを設定する
| 重要度 | 3 |
| 説明 | 基本レベルのホストセキュリティを設定する方法を知っている必要があります。 |
主な知識分野:
- シャドウパスワードの知識とその動作。
- 使用していないネットワークサービスを無効にする。
- TCP wrapperの役割を理解する。
用語とユーティリティ:
- /etc/nologin
- /etc/passwd
- /etc/shadow
- /etc/xinetd.d/
- /etc/xinetd.conf
- systemd.socket
- /etc/inittab
- /etc/init.d/
- /etc/hosts.allow
- /etc/hosts.deny
110.3 暗号化によるデータの保護
| 総重量 | 4 |
| 説明 | 公開鍵技術を使用してデータと通信を保護することができる必要があります。 |
主な知識分野:
- 基本的なOpenSSH 2クライアントの設定と使用法を実行する。
- OpenSSH 2サーバのホスト鍵の役割を理解する。
- 基本的なGnuPGの設定・利用・廃棄の実行。
- 基本的なGnuPGの設定、使用法、取消しを実行する。
- SSHポートトンネル(X11トンネルを含む)について理解する。
用語とユーティリティ:
- ssh
- ssh-keygen
- ssh-agent
- ssh-add
- ~/.ssh/id_rsa and id_rsa.pub
- ~/.ssh/id_dsa and id_dsa.pub
- ~/.ssh/id_ecdsa and id_ecdsa.pub
- ~/.ssh/id_ed25519 and id_ed25519.pub
- /etc/ssh/ssh_host_rsa_key and ssh_host_rsa_key.pub
- /etc/ssh/ssh_host_dsa_key and ssh_host_dsa_key.pub
- /etc/ssh/ssh_host_ecdsa_key and ssh_host_ecdsa_key.pub
- /etc/ssh/ssh_host_ed25519_key and ssh_host_ed25519_key.pub
- ~/.ssh/authorized_keys
- ssh_known_hosts
- gpg
- gpg-agent
- ~/.gnupg/
受験のポイント
試験範囲が非常に広く、細かい点が問われる
本試験は基礎試験だけあって試験範囲がとにかく広いです。それに伴い、関連するコマンドやオプションなどが大量にあります。従って、普段Linuxを使用していても本試験の範囲をすべてカバーするのは容易ではありません。しかも、全て学習しようとすると、今後使用しないような事項も覚える必要があり、大変です。
学易なら本試験で問われるであろう厳選した問題のみに絞っており、解説も充実。教科書不要で、この問題集だけでの知識獲得・合格を目指せます。
偏差値式の採点をされます
他の多くの受験者が正解した易しい問題に正解しても得点は少なく、難しい問題を多く解かないと合格点に到達できません。また、複数選択方式の問題でも部分点はありません。
学易なら分野別に問題を選択して解けますので、苦手分野を集中して学習することができます。
熟読する問題はありません
本試験に関しては熟読しなければ問題が理解できないという問題はありません。その為、試験時間の不足を気にする必要はありません。正解に関する知識があるかないかが問われます。実際には存在しない、ひっかけの選択肢がありますので、知識がないと確実に得点することは困難です。
学易なら実際の試験と同じ形式で学習できます。インターネットにつながるPC・スマートフォン・タブレットがあればどこでも学習できるので受験の練習に最適です。
2回目の試験は全く別の問題が出ます
LPIC試験の特徴として、試験に不合格になり、再度受験しても同じ問題はほぼ出ません。その為、一度練習の為に受験して、二度目に合格するという方法はできません。また、受験料が非常に高額の為、何度も受験するのは経済的な負担が大きいです。
学易なら網羅的に問題を扱っていますので、どのような問題にも対応可能です。
提供商品について
本サイトでは下記期間・価格で問題を利用できます。
| 利用期間 | 価格(税込み) |
|---|---|
| 3か月 | 2,200円 |
| 6か月 | 2,750円 |
※現在の価格はキャンペーンなどで変更になっている可能性があります。購入画面で確認してください。